今回は「貯金をしたくても貯められない」、「しっかり計画通りに過ごしたはずなのに貯金ができない」人の共通する特徴をご紹介します。
実はこの「貯金が貯まらない」のは私です。
過去10年、東京に住みながらアルバイトや派遣をしながら生活し、今後の為にお金を貯めようと決心し、実行していました。
しかし、10年間で一番貯まった金額が「20万円」です。
引っ越しや旅行をしてしまえば、もう残金はありません。
現在宮崎の実家に移り、田舎生活を過ごす中で「どうして貯金ができなかったんだろう」と思うことがあります。
そこで気づいた自分の「浪費」を公開し、同じ思いをしている方にも何か参考になれば嬉しいです。
私も書くことによって、今後改善できることが目標です。
それではご覧ください。
貯金が貯まらない原因① 未来の収入を楽観視し過ぎている
あなたは自分の都合の良いように収支を決めていませんか?
ここでいう収支とは来月以降の「給料の収入」と、「光熱費」「交際費」「食費」などの「支出」です。
誤算はこの「収入」と「支出」の計算でした。
私は定職ではなかった為、毎月の収入がバラバラでした。
そこで、貯蓄計画を立てる時は「1ヶ月の平均収入」+「もうちょっと頑張って働く」=「来月以降の収入」
と予測していました。
例えば月20日働くのを「月21日」に増やそう、などですね。
つまり「貯金するために、きっと未来はいつもより頑張って働くから、多めに収入が入る」と思っていたんですね。
しかし実際は「仕事を選んで」しまったり「昨年より仕事量が減って働けない」など外部の要因で働けなかったり、「どうしても外せない用事が出来た」という理由を付けて「目標金額に届かない」ことがほとんどでした。
目標通りに収入が得られなかった原因は、「未来の収入」に対する認識と努力が足りなかったからです。
先ほどの「もうちょっと頑張る」事を甘くみていたのもありますし、
「本当に計画通りの収入が得られるのか」、「働く努力の為に何を削るのか」といった視点が足りてませんでした。
みなさんも同じように「貯金すると決めたんだから、きっと今よりも頑張って収入が上がる」と楽観視し過ぎてませんか?
貯金が貯まらない原因② 支払いを分割している
大きい買い物をするときに役に立つ「クレジットカード」ですが、どのくらい利用していますか?
私は月に1度利用するか、しないかくらいの頻度でほとんど使っていませんでした。
しかし1度に使う金額が、収入に対する割合が大きく、収入の3分の1を使うことも多くありました。
そんな大金をボーナスも出ない私は一括で払えるほど余裕はありません。
そこで登場するのが「分割払い」です。
多くが3回払い、高価な物は10回払いも利用しました。
こうなると数ヶ月間の支出が増えます。
しかし、それを気にせず毎月の支出は変わらなかった為、予定よりもお金が貯まらず、むしろ「減っていく」傾向がほとんどでした。
本当にバカだな、と書きながら思いますが、「今お金が無くても買える」ことを可能にする「分割払い」は本当に便利です。
しかし「来月以降の収支の見通し」がないうちに利用してしまうと、困ったことになりかねません。
また怖いのが、中途半端な危機感で「分割払い」を乗り切ってしまうと、また「同じ過ち」を繰り返してしまうのです。
一度「これは危険だ」と思っても辞められない方はいませんか?
貯金が貯まらない原因③ 見栄を張って生活している
仕事で関わる人や街中を歩く人を観て「オシャレな服を着た人」や、「あんな人になりたい」と思うことはありませんか?
「テレビ」や「雑誌」、「SNS」もそうですが、自分にはないものを見ると、ついつい憧れてしまうこともあります。
私は「人は人、自分は自分」と思いながらも「どうせなら良い物がいい」と計画よりも高い買い物をしてしまったり、仲間との飲み会でケチケチするのを見せたくなくて、「多めにお金を出す」など、ついやってしまいます。
そうやって「収入に合わない」支出が増えていくと、あっという間にお金が無くなります。
「自分に合った金額で自分に投資している」と思っていても、実は「予算オーバー」をしていることはありませんか?
終わりに 貯蓄が無いことに危機感を持つことが大切
以上3つの原因を見ていきましたが、当てはまるところはありましたか?
私が貯金できなかった原因を振り返ると、「結局、未来より今が大事」という意識が変わらなかったな、と気づきました。
それは今も変わりません、やっぱり今が大切です。
しかし「今を大事にする」ことと、「お金を積極的に使う」ことをイコールにしない方法を見つけることが必要だと感じました。
これから先、決して今の生活がずっと続けられるとは限りません。
突然の病気や怪我、仕事がなくなることもあるかもしれません。
この機会に、もう一度お金の使い道を考えてみませんか?
本日もご覧頂きありがとうございました。