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日本銀行の決済機構局による「モバイル決済の現状と課題」と題したレポートが発表されました。

調査は2016 年 11 月~12 月にかけて実施したようです。

ソース元:モバイル決済の現状と課題(日本銀行HP)

 

レポートによると、携帯電話やスマートフォンを読み取り機にかざし、モバイル決済を行う機能を「利用している」人は、回答者の6%のみ。

また「機能はあるが利用していない」人が、全体の42%となりました。

 

たったの6%!少ないですね。

もうちょっと使う人いそうですが、確かにコンビニで使う人もほとんど見ませんね。

この結果にはいくつか要因があるようです。

 

 

女性の利用率が圧倒的に少ない

 

まずは調査の中にある「店頭でのモバイル決済を利用している」と回答した人の比率を「年齢別・性別」で見てみます。

以下の表をご覧ください。

 

 

黒の折れ線グラフは「認知していない人の割合」です。

20~50歳代までの男女はおおむね8割の人が存在を知っていますが、60歳以降の人は3~5割の人が知らないということです。

年齢層が上がるほど知らない人が多くなってますね。これもモバイル決済の使用者が増えない理由になりそうです。

 

一番ビックリしたのは「女性の利用率」の低さです。(表内の赤い棒グラフ)

20代の女性はわずか5%だけです。男性ですら20%使用しているのでかなり少ないですよね。

同様に30代、40代、50代も10%前後の利用率です。

私はこの女性にモバイル決済が普及していないのが一番の原因ではないかと思います。

 

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利用している人は「都市部」で15%強。地方の普及が低い

 

つづいて「店頭でのモバイル決済機能を利用している人の割合」を地域別で見ていきます。

下の表をご覧ください。

 

 

関東(東京含む)が15%を超えていますが、相対して北陸・四国地方では10%を下回り低い利用率です。

これについて日本銀行は

この背景としては、①そもそも電子マネーの地域別の保有率は関東地方の保有率が高いこと、②都市部におい
ては店頭モバイル決済が利用可能な店舗等も多いこと、が考えられる。

という風に分析しています。

 

その通りではないでしょうか。

私は宮崎の田舎に住んでますが、高齢者の割合が高く、お店もスーパーやコンビニ、薬局を使う方がほとんどです。

小さい金額にそもそもクレジットカードやモバイル決済をする人は見かけません。

大きい買い物をする機会も少ないと思います。

更に先ほどの「店頭でのモバイル決済を利用している」の「年齢別・性別」の表(図表3)でもありましたが、年齢が上がるほどモバイル決済を認知していません。

 

表の現状を見るだけでも大きな課題がありますね。

 

普及には大きな課題。安全性と利便性の改善を

 

最後に「店頭でのモバイル決済を利用していない」人々に対し、その理由を聞いた結果です。

下の表をご覧ください。

 

 

ここでは「日本」「アメリカ」「ドイツ」の結果が出ています。

どの国も「セキュリティー」に問題・不安があるという点が共通していますね。

 

日本の回答を見ると、

「クレジットカードなど他の決済手段の方が使い勝手がいい」

「支払いは現金でしたい」

という意見も多く、現状のままで良いという意見が多いことが分かります。

 

この結果には連日インターネットを使った犯罪や情報漏えいのニュースも多く、「目の見えないところでやり取り(決済)される不安」もある関係していると思います。

 

アメリカ、ドイツの回答でも「現金やクレジットカードでの支払いの方が簡単」「使う必要が無い」という意見が多く、あまり魅力を感じてないようです。

 

 

おわりに

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私の感想はクレジットカードが使える店舗が多いため、モバイル決済だけしかできないメリットが薄いのが一つ。

もう一つはセキュリティーや情報プライバシーの安全性に不安があるのが普及しない要因だと思います。

調査の通りかもしれませんが・・(笑)

 

個人的には大きい買い物はネット通販(クレジットカード)、日常の買い物は現金、公共機関はSuicaなどのICカードを利用しているのでモバイル決済の出番はしばらく無さそうです。

 

本日もご覧頂きありがとうございました。