日本人のおよそ3人に1人は髪の悩みを持っています。
リーブ21が行った「頭髪に関する悩み度調査」によると、脱毛が進行している人は日本国内で推定約4200万人いるようです(2013年発表)。
また、日本人の成人人口は約9800万人ですから、大人では2人に髪の悩みを持っているともいえます。
「年齢による老化現象だから仕方ない」
「遺伝だから」
と諦めたり、成り行きに任せる方もいらっしゃると思いますが、
やっぱり、いつまでもフサフサでいたい!という方もいらっしゃいますよね。
そこでよく利用するのがインターネット上にある『薄毛対策』ではないでしょうか。
ネット上には髪に関する情報があふれています。
しかし、自分が欲しい情報はなかなか一ヶ所では解決できないことはありませんか?
そこで、このページでは、
- 薄毛・抜け毛が増える原因と予防策
- 医療機関に頼らない、自分でできる対策法
- 効果を期待できそうなおすすめ商品
をご紹介します。
実は私も抜け毛に悩む人間の一人です。
これから本格的な対策をする前の勉強として調べてみました。
目次
初めに 正常に髪が抜けて生えてくる”ヘアサイクル”は「4~6年周期」
まずは髪のヘアサイクルのお話しです。
髪は、1ヶ月で約1.2cm伸び、一定の期間で抜け落ち、同じ毛穴からまた新たな髪が生える、ということをくり返します。
これをヘアサイクルと呼び、平均で4~6年の周期があります。
ヘアサイクルは、
- 髪が伸びる「成長期」
- 髪の毛が成長しなくなる「退行期」
- 髪が抜け落ちる準備を始める「休止期」
に分かれます。
休止期になると毛根が浅くなり、毛穴の奥で次に伸びる髪が成長し、やがて新たな髪に押し出される形で自然と抜け落ちていきます。
一日に抜ける髪の量は平均「80~100本」。季節の変わり目に200本前後抜けることも
普段、1日に抜ける髪の毛の数は平均80~100本です。
季節の変わり目には、200本前後抜けることもありますが、これは、「換毛期」と呼ばれるものです。
換毛期とは、
「暖かくなってきたから毛の量を少なくして、涼しくしよう」
「そろそろ冬だから、毛をたくさん持って暖かく過ごそう」
とする、動物に備わった防衛機能で、人間も動物ですから同様の機能を持っています。
季節の変わり目だけ抜け毛が増えたとしても慌てる必要はなさそうですね。
一時的に抜けたことを気にし過ぎると、ストレスが起こり、血流が悪くなり、抜け毛がひどくなる、という悪循環になることもあるようです。
抜けたことがショックでも気持ちは前向きに行きたいですね。
また、抜け毛の量には個人差があります。
人によって毛髪の総数やサイクルが違うので、仮に1日に130本抜けたとしても、それが「正常」という人もいます。
つまり、抜け毛の本数自体よりも、「今までより抜け毛が増えたかどうか」と「抜け毛の質」に注意を払うべきです。
抜け毛が増えてしまう原因
抜け毛増えてしまう原因は大きく分けると4つ存在します。
それは「生活習慣の乱れ」、「精神的なストレス」、「間違った頭皮ケア」、そして「男性型脱毛症(AGA)」です。
これらの原因を詳しく見ていきましょう。
1. 生活習慣の乱れ
抜け毛が増える原因として一番に挙げられるものは不規則な生活習慣です。
- 睡眠不足
- 食生活の乱れ
- 不規則な生活
- 喫煙
- 過度の飲酒
- 運動不足
このような生活習慣を放置していると、血行不良を起こしてしまいます。
血行が悪くなると、髪の育毛を助ける栄養成分が毛乳頭にまで届かなくなってしまい、抜け毛が増えてしまいます。
また睡眠が不足した生活を送っていると、成長ホルモンが満足に分泌されず、髪の毛が発育不良を起こしてしまいます。
成長ホルモンは髪の毛の毛母細胞に働きかけることで、細胞分裂を促して髪の毛の育毛・発毛を促進する効果が有ります。
2. 精神的なストレス
精神的なストレスでも、血行不良を誘発するするため薄毛の原因となります。
人はストレスを感じると血圧が上昇します。
その血圧を下げるために、汗をかき水分を放出するのですが、その際に血液がドロドロになり血流が悪化します。
血行不良こそが薄毛には大敵です。
また精神的なストレスは、髪の毛の発育に必要な亜鉛を消費するだけでなく、ストレス性脱毛症や円形脱毛症などの免疫疾患による脱毛症を誘発します。
3. 間違った頭皮ケア
頭皮の皮脂が原因で、抜け毛が起こると思われている人も多いのではないでしょうか。
そのため、
「爪を立ててゴシゴシ洗う」
「一日に何度も洗髪する」
「洗浄力が強いシャンプーで洗髪」
などを行っていませんか?
これらの洗髪方法は逆効果です。
正常な頭皮環境というのは適度に皮脂が出ているものなのです。
そのためシャンプーによって、必要以上に皮脂を洗い流してしまうとフケや頭皮の炎症に繋がり、抜け毛を加速させてしまいます。
4. 男性型脱毛症(AGA)
抜け毛や薄毛の有力な原因として挙げられるのが、TVのCMなどでよく耳にする男性型脱毛症(通称:AGA)です。
この症状は、実に成人男性の3分の1が発症している厄介な脱毛症です。
AGAは体内で生成されるDHT(ジヒドロテストステロン)が原因で発症する脱毛症状です。
実はAGAは病気ではなく、体質が原因で生じる脱毛症状なのです。
生え際や頭頂部から薄くなったと感じ始めたら、AGAである可能性があります。
薄毛・抜け毛の原因まとめ
薄毛・抜け毛の原因をまとめると、ポイントはこちらです。
|
心当たりがあるものはあったでしょうか?
続いては、これらの原因を具体的に改善する方法・対策について解説してきます。
抜け毛の増加 / 薄毛の進行を防止する正しい対策
原因をご覧頂いたように、抜け毛の増加・薄毛になる原因はたくさんあります。
その為、一つ何か対策すれば解決する、という可能性は低いと思います。
これからご紹介する方法をまんべんなく取り入れて、自分にあった対策法で取り組むことが大切です。
また、同時に継続がとにかく大切です!
1ヶ月・2ヶ月で大きく改善しないこともありますが、根気よく続けることが必要になります。
特にシャンプーや育毛剤は半年持続して効果を実感できることもあります。
それでは見ていきましょう。
1.生活習慣を改める
毎日の生活習慣の改善は、最適な対処方法のひとつです。
① 成長ホルモンの働きを促す
原因でもお話した様に、睡眠は成長ホルモンの働きに関係してきます。
髪に必要な成長ホルモンは、22時~2時までの4時間に活発に分泌されます。
この時間が育毛にはとても重要な時間です。
毎日は難しくても、なるべく睡眠サイクルを合わせていきたいですね。
② バランスの良い食事と適度な運動
食事もただ髪にいい物を食べればいい訳ではありません。
油分、塩分、糖分を抑えつつもバランスのいい食事をしましょう。
また、適度な運動をすることによって血行を良好にします。
適度な運動はストレスの解消にもなります。
ストレス解消も立派な抜け毛対策です。
ただしやりすぎは要注意です。あくまで適度を。
食事も運動もバランスが大事ですね。
2.頭皮に優しいシャンプーを行う
シャンプーは頭皮環境を整えることができます。
使っているシャンプーを見直すことも大切ですが、洗髪もやり方も重要です。
① 適度な洗い方と頭皮マッサージを行う
髪の毛を生えやすい状態に保つ為には、適度な量・回数・力加減で行うようにして下さい。
シャンプーの前に、軽く湯シャンして汚れを取り除いた後にシャンプーをする方がより効果的です。
また、頭皮マッサージも合わせて行うと効果的です。
普段からも頭皮を軽く前後に動かすように揉みこむようにマッサージを行い、入浴で体を十分に温めてからシャンプーを行うとより効果的です。
② アミノ酸系のシャンプーを使う
シャンプーは頭皮環境に優しい弱酸性のアミノ酸系シャンプーを利用してください。
アミノ酸は髪の毛のタンパク質を構成する成分で出来ています。
しかも、洗浄力がよい上で頭皮の皮脂や潤いを正常に保ってくれます。
3.育毛剤・サプリメントを使用する
最後は育毛剤・サプリメントを使用する方法です。
これらは効果としてはシャンプーよりも大きいですが、あくまでオプションだと思ってください。
育毛剤とサプリメントを活かすためには、頭皮環境を整える基礎・「生活習慣」「洗髪」が大切になってきます。
育毛剤の役割
頭皮に育毛に有効な成分を塗布することで髪の毛を強く、太くし抜け毛を防ぐことが出来ます。
また抜け毛の原因となる、AGAを抑制できる育毛剤も存在します。
AGAと疑われる方は、これらの成分が配合された育毛剤を積極的に活用しましょう。
サプリメントの役割
シャンプーや育毛剤と違い、サプリメントは体内から必要な栄養源を供給することができます。
その為、頭皮だけでなく体全体に影響が出ることを考慮して摂取する必要があります。
サプリメントでおすすめの成分は、抜け毛・薄毛に効果があるとされる「ノコギリヤシ」「亜鉛」です。
副作用もなく、市販で手に入れられるため手軽に取り入れることができます。
判断は早めに。薄毛がかなり進行している方は医療機関への診察がおすすめです
先に断っておかなければいけないことがあります。
それは、薄毛の進行がかなり進んでいる方は、これからご紹介する方法では『髪の増加・育毛の効果が期待できない可能性が高い』ということです。
イメージではこれくらい進んでいらっしゃる方です。
理由は~で、毛根が完全に閉じてしまっているところに育毛・発毛を促すのは習慣の改善や洗髪・市販薬ではかなり難しいのです。
この場合は医療機関で医薬品を処方してもらったり、育毛メソセラピーをはじめとする高度医療を受けたりする必要があります。
医薬品の中にはネットで購入できるものもありますが、治療薬には副作用がありますので、AGAクリニックをはじめとする医療機関に処方してもらいましょう。
頭皮環境を整えるおすすめの「サプリメント」「シャンプー」と「育毛剤」
これまでご紹介してきた対策の中から、「頭皮環境を整え・抜け毛抑制」に効果を発揮する、おすすめの「サプリメント」「シャンプー」「育毛剤」を紹介します。
おすすめのサプリメント① ノコギリヤシ
ノコリギヤシ サプリメント(Amazon)
男性ホルモンの悪玉化を抑える効果があるとして注目されています。
ノコギリヤシはヤシの実の自然成分です。
男性にとって良いと言われるこれらの作用があります。
- 男性ホルモン悪玉化を抑える
- 前立腺肥大を予防
- 精力増強
ノコギリヤシは抜け毛の原因となる男性ホルモンの悪玉化を防ぐので、ちゃんと根本的な原因から治していくことが出来ます。
市販のサプリメントとして売られているので、まずは気軽に初めてみたいという人や、抜け毛予防をしたい人は是非ノコギリヤシ配合の育毛剤から使ってみましょう。
ちなみに、上記画像の「ノコギリヤシ」は『Amazonランキング大賞2017 サプリメント』で 第11位 を獲得するほど人気です。
おすすめのサプリメント② 亜鉛
亜鉛 サプリメント(Amazon)
亜鉛は、肌・髪・爪を生成するのに大切なミネラルです。
特に日本人は亜鉛を摂取量が少ないと言われているので、サプリメントとして効率よく摂取しましょう。
ちなみに、厚生労働省が設定している一日の推奨摂取量は12mgです。
おすすめのサプリメント③ BOSTON育毛サプリ
BOSTON サプリメント(Amazon)
BOSTONサプリには、これまでご紹介したノコギリヤシ・亜鉛を含む、髪を生やす体質へ変化させることだけに特化した計20種類以上の成分をギュッと詰め込んでいるデラックスサプリです。
バラバラで飲むより素早く摂取できるうえ、バランスよく配合されている為おすすめです。
おすすめのシャンプー① チャップアップ
チャップアップシャンプーはインターネット限定で売られている商品です。
特徴は余計な洗浄成分を無くして、頭皮に最適な環境を整え、高い育毛成分を持つエキスを配合した育毛剤です。
頭皮環境の改善を目的とした成分が多く配合されており、『MONOQLO』(製品比較雑誌)でも、高い評価がされています。
一つだけ気になるのは、洗浄能力が弱すぎること。
オイリーな方は物足りなさを感じることもあるかもしれませんが、髪や頭皮への負担軽減を第一にしたい方へおすすめのシャンプーです。
1日あたりの費用 | 約70円~(60日間使用した場合) | 容量 | 300ml |
価格 | 4,180円~ | 公式サイト | https://chapup.jp |
商品の特徴 |
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有効成分など | センブリエキス 海藻エキス クロレラエキス、等20種類(血流改善)ウメ果実エキス チンピエキス マロニエエキス(頭皮環境の改善・保湿など)他にも様々あり。 |
おすすめのシャンプー② ウーマシャンプー プレミアム
『MONOQLO』(製品比較雑誌)で、『2年連続ベストバイ』に選ばれたシャンプーです。
ウーマシャンプーの特徴は、馬油の中でもわずかしか取れない「a-リノレン酸」が含まれ、毛髪の発育・皮膚の状態を正常にすることができる働きが期待できます。
成分はチャップアップシャンプーには及びませんが、洗浄力とのバランスもあり高い支持を受けています。
こちらは市販で買うことができ、チャップアップシャンプーより若干安く買うことができます。
1日あたりの費用 | 約64円~(60日間使用した場合) | 容量 | 300ml |
価格 | 3,800円~ | 公式サイト | http://cart.u-ma.co.jp/ |
商品の特徴 |
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有効成分など | a-リノレン酸(成長促進)
グリチルリチン酸2K(肌荒れ防止) |
おすすめの育毛剤① チャップアップ
先程のシャンプーと同じ名前ですが、こちらは育毛剤です。
育毛剤チャップアップ(CHAP UP)は、育毛・頭皮ケア成分が50種類も含まれ、業界でも類を見ない数です。
楽天の売り上げでも数多くの部門で1位を記録するなど人気も申し分ありません。
ただし、どんなに成分が多くても一回で使用する量は限られています。
「成分が多いほど、有効成分の割合が減るのでは」といった声もあります。
値段も高く、継続して使用するには高いハードルがありますが、最高の成分を求める方へおすすめの育毛剤です。
1日あたりの費用 | 約247円~(30日間使用した場合※) | 容量 | 120ml |
価格 | 7,400円~ | 公式サイト | https://chapup.jp/ |
商品の特徴 |
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有効成分など | グリチルリチン酸2K(肌荒れ防止)
ジフェンヒドラミンHCI(炎症抑制・血行促進) センブリエキス(血行促進・細胞分裂の促進) |
※目安の試用期間です。
おすすめの育毛剤② スカルプD 薬用育毛トニック スカルプジェット
CMでもお馴染みのスカルプDシリーズです。
有効成分もしっかり含み、他の製品から戻ってくるリピータもいる人気商品です。
ベタベタ感も無く、程よい爽快感で頭皮がスッキリ。
細めのノズルで勢いよくピンポイントに狙えるのも好評です。
1日あたりの費用 | 約108円~(30日間使用した場合※) | 容量 | 180ml |
価格 | 3,240円~ | 公式サイト | https://www.angfa-store.jp/ |
商品の特徴 | 特許取得の特殊ノズルで、毛穴の奥まで有効成分を届ける波動ジェット噴射を実現。 | 有効成分など | 酢酸DL‐α‐トコフェロール(血行促進)
グリチルリチン酸2K(肌荒れ防止) タマサキツヅラフジアルカロイド(血行促進) |
※目安の試用期間です。
おすすめの育毛剤③ 資生堂 アデノバイタルスカルプエッセンスV
美容系の製品で有名な資生堂の育毛剤です。
サロンスタッフからもおすすめの声があり、新しい育毛有効成分として、厚生労働省から承認を受けた『 アデノシン(毛髪成長を促す)』が含まれています。
定価は7,000円とそこそこしますが、ネット販売では2,000円台で売られています。
これまで紹介した2商品よりは落ちますが、それでもamazonと楽天でベスト10に入る人気商品です。(価格.comより)
「そこまで高いのは買えないけど、コスパ重視」という方へおすすめの育毛剤です。
1日あたりの費用 | 約89円~(30日間使用した場合※) | 容量 | 120ml |
価格 | 2,650円~ | 公式サイト | http://www.pro.shiseido.co.jp/ |
商品の特徴 | クオリティーの高い髪を育む源となる5つの原動力に着目。
育毛メカニズムにダイレクトに作用する薬用有効成分が毛根まで浸透。 |
有効成分など | アデノシン(髪の成長期間を長く保つ)
ニンジンエキス(血行促進や肌を保湿) パントテニールエチルエーテル(栄養補給・頭皮の炎症抑制) |
※目安の試用期間です。
おすすめの育毛剤④ 柑橘EX 育毛エッセンス
アマゾン売上ランキングで上位にあり、口コミの意評判も良い、「柑橘EX 育毛エッセンス」です。
販売元の柳屋本店は、江戸時代(1615年)に創業した、植物原料を活かした化粧品・医薬部外品の開発・販売メーカーです。
ウルトラハードジェル「J」、あんず油 などでお馴染みですね。
薬用柑橘EXは、「オレンジ」「ユズ」「レモン」「グレープフルーツ」の4種の天然柑橘成分が
頭皮を保湿して乾燥を防ぎ、美しい髪を育てる、うるおいのある柔らかい頭皮をつくります。
値段はオープン価格ですが、ネットでは2,000円台から販売しています。
1日あたりの費用 | 約71円~(30日間使用した場合※) | 容量 | 180ml |
価格 | 2,106円~ | 公式サイト | http://products.yanagiya-cosme.co.jp/ |
商品の特徴 | 4種の天然柑橘エキス配合の育毛剤です。
メントールが心地良い爽快な使用感。 ほのかな柑橘の香り。 |
有効成分など | 「センブリエキス」「ビタミンE誘導体」「グリチルリチン酸ジカリウム」が血流を促進し、毛根に栄養を与えて毛根のはたらきを活性化。 |
※目安の使用期間です。
髪を生やしフサフサへ。発毛を促進させる方法
これまでは、「頭皮環境を整え、抜け毛を予防し、育毛を促進させる」お話しでした。
ここからは、薄毛をフサフサにするための対策・方法をご紹介します。
現在日本で認められている発毛剤は、頭皮の血流を良くし、髪の毛の元となる毛包へ直接栄養を与える成分「ミノシキシジル」を含んだ『リアップ』のみです。
この「ミノシキシギル」を利用した発毛方法は、専門医(クリニック)でも取り入れられ、医薬品として処方されています。
補足・育毛剤と発毛剤の違い
発毛剤も育毛剤も同じものと思っていませんか?
ここで違いをご紹介します。
・発毛剤とは、発毛効果があり、その効果を厚生労働省に認められて医薬品に指定されているもの。
・育毛剤とは、今ある髪の毛の成長促進と脱毛予防、頭皮環境を整えるなどの効果があるもので、ほとんどのものが医薬部外品に指定されている。
薬事法で育毛剤などは、効果や効能など基準に「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」に分類されています。
- 医薬品とは、治療に対し有効成分の効果がある「薬」として厚生労働省に認められているものです。
- 医薬部外品とは、効果が期待できる成分が配合されたもので、医薬品に比べ効果が緩やかなもの。
- 化粧品とは、改善や防止する効果がなく、医薬品や医薬部外品よりも効果が緩やかなもの。
つまり、発毛剤と育毛剤は効果の違いで分類されています。
ミノキシジル
「リアップ」にも含まれるミノキシジルは、血流を良くし、髪の毛に栄養を届ける効果があります。
具体的には、血流を良くすることで髪が生えるために必要な栄養を送る毛細血管を広げ、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進することができます。
この結果が発毛につながります。
ただし、ミノキシジルが効果を発揮するのは、「男性型脱毛症」あるいは「AGA」の方です。
ミノキシジルを含む製品は、「頭皮に直接塗るタイプ」と「服用するタイプ」があります。
頭皮に直接塗るタイプでは先程お話しした、「 リアップ」にのみ成分が含まれています。
CMでもご覧になったことがあると思います。
ミノキシジルを含んだタブレットを「服用する時」の注意点
発毛効果が望める「ミノキシジル」ですが、タブレットとして体内に取り入れる場合、以下の『副作用』に注意が必要です。
- 血圧を下げる作用
- だるさ・眠気を感じる可能性
- 全身の毛が濃くなる
実は、「ミノキシジル」のタブレットは、もともと「高血圧を下げる薬」として開発されていたものです。
仕組みとしては、
ミノキシジルが血管を拡張させる
↓
保持できる血液量が増加、動脈内に押し出される血液量が減る
↓
結果的に血圧が低下する
また、「ミノキシジル」を服用することで、身体に取り入れた物を分解・解毒・代謝してくれる肝臓に負担が掛かります。
そのため肝臓機能に障害のある方も注意が必要です。
このことを踏まえて、「ミノキシジル」のタブレットを利用する際の注意点はこちらです。
- もともと血圧が低い人や、他の降圧剤を飲んでいる人は控えた方がよい
- 肝臓に障害のある方は、症状が重篤化する可能性がある
以上のことを踏まえて、「ミノキシジル」が含まれるタブレットを利用する際は、副作用と体の相性も考慮し、事前に専門医の診断を受けることが大切です。
血行促進から発毛を促す「ミノキシジル」が入った発毛剤
それでは発毛効果のある発毛剤をご紹介します。
「リアップ」シリーズ
何度もご紹介しましたが、CMでもおなじみの「リアップ」は、ミノキシジルが配合された発毛剤です。
リアップはシリーズ化されており、製品によってミノキシジルの配合量が変わっています。
詳しくは以下の表をご覧ください。
商品名 | 特徴 |
---|---|
リアップX5プラスローション | ミノキシジル5%配合 3つのサポート成分配合 |
リアップ | ミノキシジル1%配合 |
リアッププラス | ミノキシジル1%配合 発毛環境を整える成分配合 |
リアップジェット | ミノキシジル1%配合 ジェット式(噴射容器型) |
リアップリジェンヌ | ミノキシジル1%配合 女性専用 |
リアップシリーズの中でもっともミノキシジル濃度が高いのが「リアップX5プラス」であり、ミノキシジルに加えて過剰な皮脂分泌を抑える成分や、頭皮環境を改善する成分もプラスされています。
「リアップリジェンヌ」はAGAの女性版とも言える、びまん性脱毛症の育毛治療にも使えます。
それ以外のリアップは、すべて男性専用となっています。
「リアップX5プラスローション」の製品情報
1日あたりの費用 | 約254円~(30日間使用した場合※) | 容量 | 60ml |
価格 | 7,600円~ | 公式サイト | http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/ |
※目安の使用期間です。
発売が待たれる「メディカルミノキ5」
出典:https://www.wwdjapan.com/488091
2017年10月に発売予定だったアンファーの第1類医薬品『メディカルミノキ5』も『リアップX5プラスローション』と同じ「ミノキシジル5%配合」の商品でした。
発売延期の理由は、「説明書内の効果・効能を示す一部の図に不備」があったとのこと。
現在も新しい情報は無く、発売未定となっています。
2017年10月までの発売情報
1日あたりの費用 | 約260円~(30日間使用した場合) | 容量 | 60ml |
価格 | 7,800円~ | 公式サイト | https://www.angfa-store.jp/info/mx5 |
商品の特徴 | アンファーと富山に本社がある東亜薬品が共同開発。
一般用医薬品として国内で唯一発毛効果が認められている成分のミノキシジルを配合。 |
有効成分など | ミノキシジル5%配合(他、不明) |
「ロゲイン」
amazon.com(アメリカ)で売られているロゲイン
ロゲインも「ミノキシジル」を5%配合した商品です。
しかし、この商品は国内では※「医薬品」に認められておらず、ロゲインで副作用があった場合、医療費の全額負担を負う可能性があります。
(※アメリカのFDA(食品医薬品局)による認可は受けています)
どういう事かというと、厚生労働省のサイトに以下の記述があります。
日本国内で医薬品医療機器等法を遵守して販売等されている医薬品については、それを適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害が生じた場合に、その救済を図る公的制度(医薬品副作用被害救済制度)があります。
しかし、個人輸入された医薬品による健康被害については救済対象となりません。
ネットを調べるとロゲインを服用している方もよく見かけます。
しかし、私も実用していない、リスクがある商品を紹介するのはさすがに気が引けるので、今回はロゲインの紹介は控えたいと思います。
近年注目の新成分!「キャピキシル」が副作用なしで発毛効果!
実は近年注目されている新成分があります!
それは副作用がないのに発毛を促す「キャピキシル」です。
キャピキシルは、カナダの化粧品原料メーカー『LUCAS MEYER COSMETICS社』が開発したもの。
ここ数年で最も注目を集めている育毛成分といっても過言ではなく、日本では、2014年ごろから「キャピキシル」が配合された育毛アイテムが販売され、現在までに数種類が提供されています。
この「キャピシル」を含む製品は、現在「スカルプエッセンスという化粧品」に分類され、「医薬品」に認定されていません。
この理由は、
キャピキシルは、天然ハーブとペプチド化合物を原料としており、成長因子を主成分としている。
↓
この成長因子は、研究により細胞を成長させる作用があることが確認されたたんぱく質。
↓
このたんぱく質は、現在のところ(厚生労働省から)有効成分とは認められていない。
↓
成分の説明で、効果や効能を表示することができない。
↓
【結論】キャピキシルが含まれていても「医薬品(発毛剤)」「医薬部外品」にはならない。
つまり、細胞を成長させる働きは研究で認められていますが、国のお墨付きが得られていないからです。
新成分が故に「発毛剤」じゃない
日本で「キャピキシル」が含まれた製品が発売したのは、2014年からです。
そして厚生労働省からその効果が認可されるまで、数年掛かるため、未だ認可されていないようです。
製薬協のサイトにて、過去に申請から承諾までの期間を調査した記録が記載してありました。
承認年ごとの審査時間(中央値)を見ますと1998年は40カ月でしたが、2004年は17.9カ月でした。
(中略)
申請年ごとの審査時間では2000年以降短くはなっておりません。
いつ申請したかによりますが、そろそろ承認されても良いころだと思っています。
以上の通り長々とお話ししましたが・・
ここで勘違いしないで頂きたいのは、「認可前だから効果がない」という事ではない、ということです。
(その為にここまで掘り下げました)
キャピキシルが含まれた育毛商品の発毛力は、「医薬品・ミノキシジル」の3倍があることが実証され、BOSTONスカルプエッセンス のように、日本肌再生医学会からその効果が認定された製品もあり、医学界からの注目を浴びでいます。
実際、美容外科などの育毛クリニックでもキャピキシル育毛剤を患者に使用しているところも出てきていますので、今度大いに期待できる新しい育毛剤(のちに発毛剤?)と言うことができます。
キャピキシルの詳しい成分説明(要点解説もあり)
ここからは、やや細かい話になります。
先にざっくりと「キャピキシル」と「キャピキシルを含む製品」の要点をお話しすると、
【メリット】
- 「ミノキシジル」の3倍の発毛効果がある※
- 副作用を起こす成分が入っていない
- 男女共通で効果がある
- 診断書など専門医の診断を受けなくても手軽に買える
※開発メーカーからの発表
【デメリット】
- 製品価格が育毛剤より高い
よって、「キャピキシル」を含む製品はこういった方へ向いています。
- リアップなど「ミノキシジル」を配合したアイテムで結果が出なかった方
- 副作用が出ない方法で一番効果が望めるアイテムを探している方
- 医師の診断など、他人に知られずに効果を求めたい方
それではこれから「キャピキシル」の詳しい成分をご紹介します。
キャピキシルの詳しい成分と発毛の仕組み
キャピキシルは「アカツメクサ花エキス」と「アセチルテトラペプチド3」という成分が主になり、このふたつの成分が組み合わさったものが「キャピキシル」と定義されます。
「アセチルテトラペプチド3」
極めて強い細胞修復作用を持つ4つのアミノ酸で構成された物質
「アカツメクサ花エキス」
脱毛男性ホルモンDHTを生成する5αリダクターゼ還元酵素を阻害する効果
この2つの成分が合わさった「キャピキシル」は、脱毛ホルモンによる毛根衰退とヘアサイクルの狂いを止めて萎縮した毛母細胞を復元させる作用による発毛効果があります。
これに対して、リアップなどに含まれる「ミノキシジル」は、主に毛根部分に血液が送られる毛細血管の拡張と、それに付随する毛母細胞の活性化による発毛効果があります。
この二つの成分の違いは、「毛根を衰退させる原因を減らす効果があるかないか」と、「血管を拡張させる効果があるかないか」と言えば分かりやすいでしょうか。
つまりは、アプローチの仕方は違うけど、発毛させようとする力はどちらもあるよ、という話です。
「ミノキシジル」は、この血管を拡張させ、血圧を下げる働きが副作用と連動してしまいますが、「キャピキシル」にはその効果がないため、副作用がないとされているのですね。
「キャピキシル」があれば、「ミノキシジル」が必要ない、というわけではない
今までの説明を見ると、
『副作用も無く、発毛効果が期待できる「キャピキシキル」一択では!?』
と思うかもしれませんが、やはりケースバイケースで効果が出ない可能性があります。
例としては、「動脈硬化や血行不良などで血液の流入が滞ってしまい、毛根が栄養失調状態になった場合」です。
この場合、キャピキシルを利用して細胞が修復されても、そもそもの血液流入(栄養供給原)が悪ければ思ったような効果が得られないことがあります。
このケースでは、血管拡張効果を持つ「ミノキシジル」の方が発毛効果が高くなることもあり得ます。
つまり、頭皮の状態によっては「キャピキシル」も無敵ではないという事です。
上記の原因の場合は、「キャピキシル」と「ミノキシジル」が含まれるアイテムを朝と晩など使い分けて利用すると良いかもしれません。
補足:頭皮の状態によっては初期脱毛の可能性もあります
最後に一つ付け加えると、「副作用が無い」からと言って、何も起こらない訳ではありません。
今のヘアサイクルを正常なヘアサイクルへ戻す役割は、どの育毛剤や発毛剤にもあります。
この「キャピキシル」にも同様の役割があります。
その為、サイクルを正常に戻す過程で成長中の毛が早く抜け落ちる可能性(=初期脱毛)は否定できません。
これを副作用と呼べば副作用ですし、当たり前といえば当たり前の症状です。
このように、一時的に悲しいことが起きる可能性は心に留めていた方が良さそうです。
「キャピキシル」を含むおすすめ商品
現在「キャピキシル」を含む国内製品は複数あります。
ほとんどは「キャピキシル」を主要成分とし、他の成分を配合することで、メーカー独自の差別化を計っています。
今回は、その中でリピーターが多く、返品保証も充実している商品を3つご紹介します。
『THE SCALP 5.0C』
THE SCALP 5.0Cの特徴は、成長因子を増加させる作用がある「プラセンタ」が含まれる点です。
これは、加齢により成長因子が減少すると薄毛になりやすくなることに着目し、プラセンタがこの成長因子を増加させることで薄毛になる元を改善します。
また、THE SCALP 5.0Cは、キャピキシル配合成分として日本初のモンドセレクション(国際商品評価機関)金賞を受賞しています。
評価の高さと比例して、独自のサラサラなつけ心地で人気急上昇です。
気になる値段は1本=1万5,000円と手を出しづらい価格です。
しかし、定期購入なら1本=10,000円になり、最初の1本は半額の4,980円で購入できます。
更に、60日間の全額返金キャンペーンも実施中なので、安心して利用できますね。
実質2ヶ月も自己負担ゼロで試せるのはこのTHE SCALP 5.0Cだけです。
『BOSTONスカルプエッセンス』
BOSTONスカルプエッセンスの特徴は、「頭皮の血行促進」「毛母細胞の活性化」の効果が期待できる「ピディオキシジル」という成分が含まれている点です。
「ピディオキシジル」は、ミノキシジルと近い分子構造を持っており、『副作用が発生しないミノキシジル成分』とも言える成分です。
それはピディオキシジルが(ミノキシジルが持つ)『血圧降下の特性を持つ分子構造』の部分を無効化し、高い頭皮吸収効率を実現した成分だからです。
さらに、ミノキシジルで起こる「頭皮のかゆみ」や「かぶれ」も発生しなくなっています。
とても嬉しい成分ですね。
(ただし、トータルとしては「ピディオキシジル」は「ミノキシジル」より発毛効果は劣る成分になります。)
もう一つ、BOSTONスカルプエッセンスには「フラーレン」という成分が入っており、ビタミンCの172倍と言われる圧倒的な抗酸化作用を持ち、肌や組織の老化原因となる活性酸素を無害化する効果があります。
気になるお値段は1本=9,800円(税抜)と、こちらもなかなかの値打ち。
しかし、定期購入にすれば、一本=5,933円(税抜)になるので、リアップX5や他の育毛アイテムを買うよりもお得に。
返済保障も45日間あるので、万が一効果が出ない、商品に納得がいかない場合でも安心です。
『FINJIA(フィンジア)』
M字ハゲ専用育毛剤「プランテル」でおなじみのユーピーエスが、より高品質、より効果にこだわった育毛エッセンスを満を持して開発!
ファンジアの特徴は、BOSTONにも含まれている「ピディオキシジル(「頭皮の血行促進」「毛母細胞の活性化」)」が配合されている点です。
「ピディオキシジル」が含まれる量はBOSTONより多くなりまずが、製品として「どちらが発毛を促す強さがあるか」判断するのは難しいですね。
また、トウガラシ果実エキスの成分「カプサイシン」を配合し、発汗で毛穴を開かせることにより、有効なスカルプ成分の浸透を助ける効果が期待できます。
現在、「カプサイシン」が配合されている育毛製品はフィンジアだけです。
気になるお値段は1本=1万2,800円と他の育毛剤やリアップ比べると割高です。
また、定期コースにすると1本=9,800円まで下がるのでややお得になります。
こちらも全額返品保証があり、30日間なら実質自己負担ゼロです。
3商品の比較 おすすめは「BOSTONスカルプエッセンス」
ここで3商品のポイントをまとめます。
ご覧のように、お試しで使う場合には、「THE SCALP 5.0C」が容量80mlと最もお得で、保証期間も60日間と最長です。
2ヶ月間は実質自己負担ゼロで試すことができます。
しかし、長期的に考えると、一年で必要になる金額は「THE SCALP 5.0C」が11万4,980円に対し、「BOSTONスカルプエッセンス」は7万1,200円と4万円以上お得になります。
残念ながら「FINJIA」は価格・保障の面では甲乙付けがたい結果になりました。
この結果、コスパを考えると「BOSTONスカルプエッセンス」が一番使いやすいと思います。
保証も45日間あるので、丸々1ヶ月は試してみる事ができます。
しかも、1本5,933円なら「リアップX5(7,600円)」よりも安く利用できるので、かなりおすすめです。
発毛効果のある商品をお探しの方は、
リアップの前に「BOSTONスカルプエッセンス」をぜひお試し下さい!
なお、最安値で買えるのは、公式サイトのみの限定になります。
\ BOSTONスカルプエッセンス 公式サイトはこちらから /
終わりに
いかがだったでしょうか。
髪の悩みを解決するために大切なのは、『早めの対策』をして、『髪の状態を知り、正しい方法』で『時間を掛ける事』です。
薄毛対策は遅ければ遅いほど改善も難しくなってきます。
現状維持を目指す方、発毛させてフサフサの髪を取り戻したい方。
目的は皆さん違いますが、大切な事は変わらないはずです。
私も昨年から薄毛に悩み始め、今回の記事作成に至りました。
同じ悩みを抱えた方の助けに少しでもなれば幸いです。
本日もご覧頂きありがとうございました。
ご紹介した商品一覧
サプリメント |
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育毛シャンプー |
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育毛剤 |
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発毛剤 |
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副作用のない新成分「キャピキシル」配合の『BOSTONスカルプエッセンス』 |
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