国内のチョコレート市場は、近年拡大し続けています。
その理由が『健康志向の高まり』です。
チョコレートの原料「カカオ」を多く含む商品や、乳酸菌などを含む商品の需要が伸び、
チョコレート市場は近年5年間で2割近く拡大しています。
ではチョコレートにはどういった効果があるのでしょうか?
ここではチョコレートの効果や成分のご紹介と、毎日手軽に取り入れられる、おすすめのチョコレート商品もご紹介します。
目次
チョコレートの効能で注目したい「カカオポリフェノール」
『チョコレートはお菓子!』というイメージがありますが、元々はカカオ豆をすりつぶした飲み物で、「薬」として使用されていた時代もありました。
つまり、昔から健康に良い物とされてきたんですね。
そして、これからご紹介する効能で大活躍するのが「カカオポリフェノール」です。
カカオポリフェノールとは、チョコレートの主な原料「カカオ豆」に含まれるポリフェノールのことです。
このポリフェノールは抗酸化物質とも呼ばれ、老化防止に効果のある成分として認められています。
このカカオポリフェノールが、たくさんの良い効果を生み出してくれますよ!
それでは具体的な効能を見ていきましょう。
効能① 血圧の低下
カカオ豆に含まれる「ポリフェノール」の働きによって、チョコレートを摂取した後に血圧が下がる、という研究結果が出ています。
これは「ポリフェノール」が、血管を広げ赤血球が通りやすくさせる働き(抗酸化作用)をするためです。
特に、高カカオチョコレート(カカオ分が70%以上のもの)は、「血圧が高めな人ほど低下量が大きかった」という報告も。
(NIKKEI STYLEより)
「チョコレート」と聞くと血圧を上げそうなイメージ(糖質を含む→上がる?)がありますが、本当は逆なんですね。
効能② ストレスの軽減 & 動脈硬化のリスクを下げる
カカオポリフェノールが、心理的・肉体的ストレスが溜まると増える「酸化ストレス」を低下させる効果があります。
つまりストレスを溜めこまないように作用してくれる訳ですね。
同様にカカオポリフェノールには、血中のタンパク質を低下させる働きがあります。
このたんぱく質が増えると動脈硬化の危険性があるため、結果として動脈硬化のリスクを下げる働きをしてくれます。
ちなみに、血液中のタンパク質は以下のことで増加するようです。
怪我や風邪、感染症をはじめ、さまざまな炎症性疾患が原因で、体の組織で炎症が起こる
↓ 血液中にタンパク質が放出される |
効能③ 便通の改善
カカオ豆に含まれるタンパク質「カカオプロテイン」には、腸内環境を改善する効果があります。
【腸内環境を改善する仕組み】
カカオプロテインが「乳酸菌」、「ビフィズス菌」と並ぶ「腸内善玉菌(フィーカリバクテリウム)」を増やす
↓ 腸内善玉菌(フィーカリバクテリウム)は、「便通を促す酪酸」をたくさん生み出す ↓ 便通が改善される |
このカカオプロテインが善玉菌を増やす働きによって、便通の改善につながる効果があります。
長寿の人の腸内には、このような酪酸を産みだす生菌が多いこともわかっています。
効能④ 脳機能の向上
イタリアにある「ラクイラ大学」の研究論文によると、カカオを含む食品を毎日摂取することで、注意力・理解力・記憶力・語彙力などがアップするとの報告があります。
つまり脳機能の向上にも役立つんですね!
過去のカカオに関する研究と最新の調査によって、ダークチョコレートを含むチョコレートやチョコレート菓子が脳の機能向上に役立つことがわかったのだという。
具体的な効能としては、カカオ関連食品を毎日適量摂取することで、注意力、理解力、記憶力、語彙力がアップするらしい。
引用:GOURET ELLE
食べ過ぎ注意。チョコレートにはデメリットも・・・
これだけたくさんの効能があると
「チョコレートさん、最高かよ」
と褒めたくなりますが、やはりデメリットもあります。
それは、
- 甘いチョコには、悪玉コレステロールが含まれている為、アレルギーやアトピー性皮膚炎などの病気を引き起こす原因になる
- 食べ過ぎは肥満やカロリーの多量摂取などの原因になる
つまり、ただ闇雲にチョコレートを食べればよい、というわけではないんですね。
ではどんなチョコレートを選べばよいか。
そのポイントは、糖質が少なく、カカオポリフェノールを多く含む食品です。
カカオポリフェノールを多く含む食品とは
その第一候補が「チョコレート効果」です。
チョコレート効果は、カカオポリフェノールが70%以上も含まれた商品で、「チョコレート効果72%」に含まれるカカオポリフェノール含有量は、標準チョコレートの2倍以上です。
さらに、糖質も一般的なチョコレートの3分の2と健康的な商品です。
【参考:チョコレート 5g当たりの糖質】
・一般的なミルクチョコレート 2.6g
・チョコレート効果72% 1.7g
・チョコレート効果86% 1.05g
・チョコレート効果95% 0.68g
「チョコレート効果」は1998年に発売され、今年で21年を迎えるロングセラー商品で、今なお売れ続けている人気商品です!
高カカオポリフェノールを食べる際の注意
実は、高カカオポリフェノールの商品は「苦い」という特徴があります。
これはチョコレートの元であるカカオの種が苦いためです。
一般的な甘いチョコレートは、バターやミルク・砂糖などを混ぜて販売されています。
しかし、高カカオポリフェノールのチョコレートは、名前の通りカカオポリフェノールをたくさん含むため、余分な成分を減らしてあります。
そのため、本来の苦いチョコレートに近い味付けになっているのです。
初めてポリフェノールが多く入ったチョコレートを食べる方は、
「あれ?チョコなのに甘くない!」
「・・正直、美味しくない」
と感じる事もあるかもしれませんが、こればかりはしょうがないのです。
反対に、ちょっと苦い方がしっくり来てハマる方もいるので、段々と好きになっていくかもしれませんよ。
「健康を考えるチョコレート」という位置づけで食べてみてはいかがでしょうか。
それでは高カカオポリフェノールの特徴を踏まえて、おすすめの商品をご紹介します!
明治 チョコレート効果カカオ
チョコレート効果カカオ95%
まずは、「カカオの種をそのまま食べている」と言っても過言ではない、95%のカカオポリフェノールが含まれたチョコレートです。
ポリフェノールの量も、板チョコ1枚でなんと174mg含まれ、糖質はたったの7.0g。
美味しい、とかの問題ではなく、健康の為・ダイエットの為に!とサプリメントとして食べる大人気のチョコレートです。
これをマスターすればチョコに怖いものなしですね。
毎日食べると苦味が癖になるかもしれません!
最強な高カカオを楽しみたい方はこちらがおすすめです。
チョコレート効果カカオ86%
続いては、95%よりは食べやすくなった、ポリフェノール86%のチョコレートです。
そうは言っても、やっぱり苦い、けど食べやすさを考えたい方はこちらがおすすめです。
慣れてくるとほんのり甘さとカカオのコクが良い感じです。
ポリフェノールも136mg含まれ、一日で必要な量は十分カバーできます。
チョコレート効果カカオ72%
最後がこちら。
チョコレート効果の中でも一番人気なのがカカオポリフェノール72%入りの商品です。
ほんのりとした甘さがあるので、初めて高カカオ入りを食べる方も比較的食べやすい味です。
リピーターには、糖分摂取としてビターチョコをつまむ感じで丁度いい、という方もいらっしゃいます。
ポリフェノールはmg入っており、普通のチョコレートより体に良く、糖質も半分以下に抑えられるバランスの良い商品です。
普段から甘い物が止まらない方は、72%のチョコレート効果も取り入れみてはいかがでしょうか。
まとめて買いたい!という方へ大容量パック
定期的に食べるものだから、まとめて買いたい!
という方は、「チョコレート効果72% 1kg」と、カカオポリフェノール70%以上の商品を集めた「12種類お試しセット」がおすすめです!
チョコレートを食べる際の気になるポイント
最後に、チョコレートを食べる時に気になるポイントを集めてみました。
ポリフェノール1日摂取量の目安は?
生活習慣病の改善などの健康効果を期待するには、1日に200~500mgぐらいのカカオポリフェノールを、毎日、何回かに分けて摂取することがおすすめされています。
(日本チョコレートココア協会より)
チョコ板の枚数だと、目安は1日3~5枚程度がおススメです。
初めて食した時に、苦味や濃さを感じる方は、まず2枚程度からスタートさせ少しずつ慣らしていくのが良いようです。
【参考】
標準チョコレートのカカオポリフェノール含有量は100gあたり750mg。
チョコレート効果72%に含まれるカカオポリフェノール含有量は2倍以上です。
カカオポリフェノールは体内に留まらない!毎日、コツコツ習慣化へつなげることが大切
とても体に良いカカオポリフェノールですが、実は体内にとどめておくことができません。
たくさん摂取しても排出されてしまいます。
それゆえ、必要な分だけ毎日、コツコツと食べて、習慣化へつなげることが大切です。
チョコレートはそのまま食べる以外にも、料理の隠し味としても使えるので、工夫して毎日取るようにしましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
チョコレートには良い効能がたくさんあります。
ちょっとした隙間時間や休憩などに、一口チョコレートを食べてみるのはいかがでしょうか。
ぜひ毎日の健康の為に召し上がってみてください。
本日もご覧頂きありがとうございました。