今回はガラケーに来た詐欺メール(ショートメール詐欺)の実体験と、詐欺の手口に引っかからない為の方法をご紹介します。
今後も十分起こりうるケースですので、共有して頂ければ嬉しいです。
目次
誰にでも送られてくる恐怖
おととい、母の携帯に珍しく「SMS(ショートメール)」が来ました。
母の携帯はガラケー。
メールや電話番号の登録は、身内や普段使うお店くらいしか登録していません。
何か用事があれば、メールか留守電に伝言を入れるのが普通だったのでSMSが来たことに驚いた私たち。
(そもそも母はショートメールを知らなかった)
私が代わりにメールを開いてみるとそこにはAmazonからの請求内容が。
実際のメール画面
「有料サイト使用に対して未納料金が発生しています。
本日ご連絡なき場合は法的処置に移行します。
03-5656-7347 アマゾンジャパン相談係」
文字数の制限※もあるせいか、簡潔に要件が書いてあります。
(※全角70文字(半角英数字160文字))
私は母がAmazonを利用していないことを知っているし、母も「詐欺メール」だとすぐ分かってくれたので問題ありませんでした。
その後、ネットで確認したところ、多くのサイトに詐欺報告が。
しかし「メールアドレス」ではなく「電話番号」宛てに送るとは。
ちょっと予想外でした。
どんなルートで番号を知ったのか、あるいは無作為の番号にショートメールを送ったか分かりませんが、こういうシンプルな詐欺もまだあるのか、と思い知らされた体験でした。
フィッシング詐欺とはちょっと違うんでしょうね。
シンプルが故に怖い存在
今回は「明らかに詐欺」と分かるケースだったのでまだ良かったものの、例えば普段お世話になる宅配業者や銀行、役所など、身近なサービスだったらどうなっていただろう、と考えます。
「怪しい」ことに代わりありませんが、確認の為、折り返し電話してしまう可能性もあります。
こういったケースがより巧妙になれば、たまったもんじゃありません。
今や携帯電話はご年配の方も持つ時代。
固形電話だけの詐欺ではなく、携帯電話のメールを使った「文字」として残る詐欺が来るとかなり恐怖を感じます。
「おかしいな」と感じたら「連絡・相談」を
同じようなケースは今後も起きると思い、詐欺に引っかからない方法を考えてみました。
また以下の方法は、私と母が「実際に被害防止のためにやっている対策」を元にしています。
1.登録していない番号には出ない
「登録のない番号」には電話に出ない、これを改めて徹底する必要があります。
同時に、必ず「留守電」設定をして、重要な連絡なら「メッセ―ジ」を残すよう促しましょう。
「登録のない番号」から電話が来て「メッセージ」を残さなかった場合は無視して構いません。
※我が家の場合、「登録のない番号」で、知り合いの可能性がある場合は、インターネットから「掛かってきた番号」を検索し、情報がないか調べます。
2.「おかしいな」と思うことがあれば必ず連絡するように伝える
振り込め詐欺の被害者の82%以上が60歳以上※です。
(※2015年の振り込め詐欺の被害者の割合:内閣府のHPより)
もし離れて暮らすご両親がいるなら、あらかじめ「こういった詐欺がある」ことを伝え、「おかしいな」と思ったら小さなことでも連絡するようにコミュニケーションを取る方がよいです。
特に一人暮らしをしているご年配の方は、言うまでもなくターゲットになりやすいでしょう。
もしご家族などの助けが得られない場合は、「♯9110」に電話をすれば対応してくれます(警察庁)。
また緊急の場合は「110番」に電話しましょう。
参考:相談窓口(警察庁HP)
追記:手口は巧妙化しています
先ほど、こんな記事を見かけました。
8月下旬から9月上旬にかけて、Appleやamazon、マイクロソフトなどをかたるメールがバラまかれた。本物そっくりの偽サイトへ誘導し、パスワードやクレジットカード番号をだまし取る「フィッシング・メール」だ。さらに、請求書を添付してネットバンキングからお金を盗み取るウイルスメールも出回っている。注意したい。
YOMIURI ONLINEより引用
これはショートメールではなく、「メールアドレス」宛てなので私の体験とは違いますが、間違いなく脅威で悪質な詐欺です。
シンプルなやり口や巧妙なケースもあるので、あらゆる方法に警戒したいですね。
おわりに
今回は実体験の詐欺情報と、詐欺被害に合わない為の対策を考えました。
あくまで私が考えた対策です。もっと良い方法があるかもしれません。
皆さんの中にも似たような経験があるかもしれませんが、こういったケースもあることを理解して、気をつけていただければ幸いです。
本日もご覧頂きありがとうございました。