テレビ東京系列のドラマ『電影少女-VIDEO GIRL AI 2018-』(2018年1月スタート)の第7話の感想・あらすじ・ネタバレ記事です。
漫画版の内容は(私が)ほぼ忘れてしまったため、ここではドラマを中心に感想や考査をしていきます。
現在進行形で再読しているマンガの情報も、補足という形で合わせてご紹介します。
「漫画を読んだことがなくて、ドラマから知った」という方も安心してご覧いただけます。
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過去のネタバレ・感想はこちらから
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目次
ドラマ『電影少女』の要点と登場人物
『電影少女』は1989年-92年に連載された「週刊少年ジャンプ」の漫画作品として登場しました。
今回のドラマはマンガの世界から25年後を舞台にしています。
漫画で主人公だった弄内(もてうち)洋太は、「主人公の叔父さん」としてドラマ第1話から登場しています。
その他にも原作からの登場人物が出演中です。
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桂正和 集英社 2012-12-14
恋愛に臆病な高校生・弄内洋太。 |
以下はドラマの概要です。
ドラマ『電影少女』の概要 ごく普通の高校生・弄内翔(野村周平)は、両親の離婚を機に、絵本作家の叔父・洋太の空き家で一人暮らしを始める。 学校では同じクラスの美少女・奈々美に密かな恋心を抱いているが、奈々美は翔の親友・智章に好意を抱くという一方通行状態。
そんな折、翔は家でテープが入ったままの壊れたビデオデッキを発見。 デッキを直し再生すると“ビデオガール・天野アイ”(西野七瀬)と名乗る女の子が画面から飛び出してきて…!? ビデオガール・アイと翔の3か月に及ぶ奇妙な共同生活が始まる! 引用:Amazonプライムビデオ |
25年の時を経て蘇ったビデオガール。
現代でどんな展開をしていくか注目です!
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第7話の主な登場人物
主人公・弄内翔(野村周平)
弄内(もてうち)翔は、絵が得意な高校生。
両親の離婚を機に、絵本作家の叔父・洋太の空き家で一人暮らしを始める。
優しく誠実な翔は、離婚した両親を責めることも無く、現状を受け入れているようにみえるが・・。
同じクラスメートの美少女・柴原に密かな恋心を抱いているが、結果的に柴原と智章の仲を取り持つことに。
いきなりテレビから現れたアイに最初は戸惑っていたが、次第に存在を認めるようになる。
ある日、街中でバッタリ会った中学の後輩・大宮リカが可愛くなっていたことに驚く。
バンドをしていたリカに、アニメに必要な楽曲の協力を仰ぎカオルを紹介してもらうが、楽曲作りと引き換えにアイとのデートを条件にされる。
アイの身の危険を案じ、カオルとアイのデートを尾行する翔。
途中リカと一緒に行動することになり、リカからさりげない(?)好意を寄せられるが気づかず。
カオルとのデート後にアイが帰らなくなり心配する翔。
その時、寝室にあるビデオデッキから異音と発熱が起こったことに気づく。
天野アイ(西野七瀬)
翔が、アイの出演するVHS『なぐさめてあげる♡ 天野あい』を再生したところ、テレビの中から登場。
以後3ヶ月限定で翔と同棲することになる。
アイの目的は『翔を慰めてあげる』こと。
自分のことを「オレ」と呼び、時折25年前のギャグを放つ。
じっとしていられない、サバサバした性格。
翔の叔父・洋太と過去に同棲していたが、アイは全く憶えていない。
だた洋太の家に心当たりがあるようで・・。
翔の人間性を理解しながらも、積極的に行動するように促すアイ。
そのかいもあって翔・奈々美・智章の関係性は良い方へ広がって行く。
存在を認め、優しく接してくれる翔が徐々に気になり始めている・・。
ある日、アイが再生されたビデオデッキが発熱したため自身も高熱を出してしまった。
もう少しで翔の自宅へ着く、というところで倒れてしまう。
柴原奈々美(飯豊まりえ)
翔のクラスメート。
自身が書いたシナリオの中に、智章への伝わらない想いを載せていたが、翔のアドバイスで吹っ切れることができた。
一度は断られた智章への告白も無事OKとなり付き合い始める。
翔といる時間を楽しいと感じながらも智章への想いは強かった。
清水から間接的にシナリオのダメ出しをされるも、智章を信じて良い作品作りを目指す。
ある日、智章と二人で作業に取り掛かるが終わらない。
そこで智章を自宅へ招き、晩ご飯を作ってあげることに。その後キスを・・・。
古矢智章(清水尋也)
翔の親友で奈々美とも仲が良い。2人とは学年は同じだがクラスが違う。
才能ある翔と奈々美を周りに認めさせるために、全力で応援している。
物怖(ものお)じせず、向上心が強い性格。
翔が奈々美に思いを寄せる事を知っている為、自身に好意を寄せている奈々美の気持ちに気づかないフリをしていた。
しかし、その翔からも背中を押され付き合うことに。
清水からのシナリオダメ出しに一時焦ってしまうが、翔と奈々美の気持ちを知り平常心を取り戻す。
弄内洋太(戸次重幸)
翔の叔父にあたり、国内や海外を転々と活動している絵本作家。
結婚しているがそれ以外は不明。
漫画版「電影少女」の主人公であり25年前にアイと同棲していた。
翔から「ビデオから人が出てきた」と連絡を受けた後、突然家に押しかけ、翔とアイの前に現れる。
その後、「あいつ」と呼ぶ誰かを探し、とある家へ乗り込む。
前話では『NO.061 VG-1999 MIYU』と書かれたビデオを整理するシーンも移り、”ビデオガール”のカギを握っていると思われる。
清水浩司(村上淳)
映画「ラストステップ」を作ったプロデューサー。
「シナリオを見てほしい」と熱意を受けていた智章と会うが、シナリオの出来の悪さに厳しいダメ出しをしてしまう。
その後、智章から受け取っていた(翔が描いた)アニメイラストを見て「天野アイ」とつぶやく。
25年前、当時好きだった「夏美」を巡ってアイ・洋太と知り合っていた。
大宮リカ(大友花恋)
翔の中学時代の後輩。
文化祭の時、廊下の隅で歌っていたところ『いいね、もっと広いところでみんなに聴かせたら』と翔に褒められる。
これが人から初めて(歌を)褒められた経験だった。
翔にアニメの楽曲作りの協力を頼まれ、カオルを紹介する。
翔とアイの関係がカップルの様に思え、戸惑いを隠せないが、それでも翔に好意を寄せる。
小関カオル(富田健太郎)
リカと同じ「フェイズ」というユニットの元メンバーで現作曲家。
人気のトラックメーカー。
「ちゃんと体験として腑に落とさないと、説得力のある音を作れない」というこだわりを持つ。
ただし女性の体目当てに近づく悪い一面も持ち、自室に監視カメラを設置するなど陰湿な部分が目立つ。
アニメ作品の為に楽曲を提供する代わりにアイとデート、自宅ではキスなどをしつこく迫る。
しかし土壇場で抵抗され何もできないまま終わってしまった。
第7話のあらすじ
アイがカオルとデートした次の日の早朝。
半日近くアイを探し続けた翔だったが、結局見つけられない。
家へ帰って来た翔。
翔「ただいま・・・」
返事はない。
部屋を見渡すも気配なし。
そのまま2階のベッドへ倒れ込む翔。
翔「・・・アイ・・・・」
ーー「ギギギギギーーブーーーーン」ーー
翔「?」
ベットから置き、音の元へ行く翔。
鳴っていたのはビデオデッキ。
右手で触ろうとする翔
翔「!!う、あつっ・・・!!・・え?」
ギギギ・・ギーー
異音を放つビデオデッキは高温になっていた・・
翔「あ、もしもし叔父さん!?アイが!アイが!!」
電話で洋太へ助けを求める翔。
指示を受けたとおり、ビデオデッキ本体をおでこ用のアイスバッグ、扇風機などで冷やす翔。
翔「ホントか?こんなアナログな方法で・・・?頼む、頼む・・・!!」
懸命にうちわで仰ぐ翔。
ーービューーン・・・・・
静寂し、正常に動くビデオデッキ
翔「・・・ふう」
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場面変わり洋太の自宅(?)
洋太「ふう・・・。やっぱり何か起きたみたい。デッキが発熱してるって」
???(女性)「・・・そう」
翔からの電話について自宅?で話す洋太と謎の女性。
女性はキーボードを打っているが、黒髪である以外は不明。
洋太「・・・・・。」
場面変わり翔の家。
ビデオを再生しているテレビも付けっぱなしになっている。
アイのことを不安に思う翔。
そんな中、智章からアニメの編集状況を知らせるSNSが続々送られてくる。
(SNS画面)
智章「編集一緒にどう?」
智章「カオル君の曲最高だな!」
智章「とりあえず全部合わせてみた」
智章「チェックよろ」
智章「意見あったらぜひ!」
智章「最後の表情いいよな」
智章「微調整してみたんだけど」
智章「大丈夫か?」
智章「何度かメールしてる」
(SNS画面ここまで)
返事をしない翔は一人部屋にこもる。
そしてついにアニメが完成。
(SNS画面)
智章「完成した」
智章「これでエントリーするよ」
(SNS画面ここまで)
翔も出来上がった映像をパソコンで見る。
そこにはアイをモデルにした可愛らしい女性が映っている。
女性の服装は、セーラー服にベージュ色のカーディガン、白のロングソックス。
なぜか背中には白くて大きな翼が生えている。
カオルが作った曲も良い感じに挿入されていた。
翔「・・・」
翔は、映像に移るアニメの女の子からアイを連想し、アイとの思い出を回想していた。
アイがいなくなって1週間が経った。
いなくなったことは誰にも話していない。
翔の家に来た奈々美、リカ、智章。
リカ「叔父さんのところに?」
奈々美「帰ったんだって。ね?」
翔「・・・うん」
リカ「なんで?」
翔「・・いや、アニメも完成したし、あいつもずっとフラフラしてる訳にはいかないから」
奈々美「一緒にお祝いしたかったのにね、完成」
リカ「・・じゃあ、アイさん、もうこの街にもいないんですか?」
翔「・・・そ、うだね。」
智章「だからって、いきなり体壊すって、どうよ」
翔「・・ああ、炊事、洗濯全てまかせっきりだったから」
奈々美「返事ないから心配したんだよ?」
翔「・・・ごめん、大丈夫。」
智章の方も向いて一言謝る翔。
翔「・・ごめん」
智章「・・・。一人暮らしが寂しくて、家で泣いてんのかと思ったわ!」
翔「(笑)なんで。そもそも一人暮らしするつもりでここへ越して来たんだから」
智章「な・・・。よし、食おう!」
智章と奈々美が、用意したサイドイッチを食べる準備を始める。
翔へ近寄るリカ。
リカ「あの!私にできることがあったら、何でも言ってください!一人はきっと大変だから!」
翔「あ・・うん、ありがとう」
場面変わり、オフィスで翔たちが作ったアニメを観る清水。
公開されたUTubeのコメントを見ている。
コメントには、「なんか元気出た」「癒される~」「キャラデが最高」などの褒める内容が。
清水「いいねー」
言葉とは裏腹に真剣な表情の清水。
そして動画の評価に「BAD」を付ける。
(現時点でGOOD:181、BAD:4)
場面変わり学校。
英語の授業を受ける奈々美の姿が。
この日も学校に姿がない翔。
場面変わりカオルの部屋。
デスクで作業をしているカオルと立っている翔。
カオル「なんなんだよ、毎日・・」
翔「ほんとうに・・」
カオル「だから会ってもないし、居場所も知らない。曲も渡したんだから、もう帰れや!!」
場面変わりどこかの公園(屋上?)
スーパーで買ったお菓子・飲み物を持つリカ。
階段を上っていく。
奈々美「リカちゃん来たよ!」
ベンチに座る智章、奈々美が待つ。
智章「ごめん、わざわざ!」
リカ「いえ!・・先輩は?」
智章「今日も休み!・・・だろ?」
奈々美「うん。この前の感じだと平気そうだったのにね」
悲しそうな表情のリカ。
智章「うーん」
菜々美「大丈夫だよね、コンクールの結果が良ければ。ね?」
リカを見る奈々美。
心配そうだが無理に笑顔でうなずくリカ。
智章「よし!じゃーー、いいですか!結果、確認します!」
奈々美「あ、まって!せっかくだから乾杯とかできるようにしようよ!」
智章「ああ・・そうね!」
ビニール袋からお菓子を取り出す奈々美。
奈々美「新しいの(お菓子・飲み物)出るとすぐ買っちゃうんだよねー」
ちょっとウキウキの奈々美。
向かいに座るリカは思いつめた表情をしている。
ピーーンポーーン。
場面変わり翔の家。
翔が玄関を開けるとそこにはリカの姿が。
リカ「ごめんなさい、急に。」
翔「(中へ)どうぞ」
リカ「はい」
ソファーに座る翔。
リカをリビング入口に立っている。
リカ「聞きました?結果?」
翔「あ・・・落ちたんでしょ?」
リカ「・・・。まだ知らないのかなって。既読にならないから」
翔「ごめん、見てなかった。」
翔「・・電話じゃないってことは、ダメってことなんだよ。智章の場合。」
リカ「・・なるほど。」
翔「分かりやすいんだよなぁ・・・あいつ。」
リカ「・・・」
リカ「すみませんでした」
翔「何が?」
リカ「力になれなくて。むしろ・・」
翔「あ・・なってるよ!大宮さんがいなかったら全然・・」
リカ「・・残念会やりませんか!?私、(ご飯)作りますから!」
場面変わり先程の公園。
お菓子を食べる奈々美と、隣でグランプリの動画を確認する智章。
智章「これでグランプリか、アイデアは斬新だけど」
奈々美「あ・・ね。」
智章「でも絵の精度低いだろ」
奈々美「うん」
智章「偏ってないか審査?」
奈々美「ね、違う話しない?もう終わった事なんだし、引きずっても・・ね?」
智章「・・・・うん」
スマホを置く智章。
しばし沈黙が続く。
智章「・・・で?」
奈々美「・・!あ、うん。えっと。どうする、これから?」
智章「あー・・。え?どうするって?」
奈々美「・・・ボウリングとか!カラオケ?卓球?」
せっかくの二人の時間。
もっと一緒に楽しみたい気持ちが見え隠れする奈々美。
智章「・・奈々美はさ、悔しくないの?」
奈々美「悔しいけど、・・変わらないから、結果は。」
智章「・・・」
奈々美「明日なら?明日映画観に行こう!それならいいでしょ?」
智章「・・・分かった」
場面変わり翔の家。
リカが作ったカレーライスを食べる翔。
翔「頂きます!」
リカ「はい!」
翔「おいしーーー!!」
嬉しそうなリカ。
リカ「料理は少し自信があるんです!」
翔「・・・そっか。いや、ほんと、うまい!」
翔の目の前にはアイの姿が。
アイ「どう!?」
翔「うん・・うまう”・・!!」
アイ「おい!落ち着いて食えって!・・しょーがねえな」
ニコニコしながらカレーを食べるアイ。
しかし表情が曇る。
アイ「・・・」
一気に醤油をかけるアイ。
翔「!おいおいおいおいおい!」
再びカレーを食べるアイ。
アイ「うん!これくらいがちょーうどいい!」
翔「ほんとか?」
翔もカレーに醤油をかける。
リカ「え??」
ハッと我に返る翔。
翔「あ!」
リカ「(味)薄かったですか?」
翔「あ、いや・・。まずいんだよ、アイの作る料理。だから」
リカ「・・・」
翔「さすがに毎日食ってるといつものクセで」
リカ「・・・」
カレーを食べる翔。
翔「う”・・!!」
むせる翔。
翔「・・ダメだ、かけない方が断然うまい(笑)」
リカ「・・・・」
ご飯を食べ終わり、帰ろうとするリカ。
リカ「また、ご飯を作りに来てもいいですか?」
翔「!でも・・」
「出しゃばってたらごめんなさい。でも、元気になってもらいたいんです。先輩に!」
翔「・・・」
場面変わり奈々美の家。
足の爪にネイルを塗る奈々美。
スマホの音が鳴る。
(SNSの画面)
智章「ごめん、明日、急遽清水さんに呼ばれた!!」
智章「映画はリスケで!!」
智章「ほんとにごめん」
(SNSの画面ここまで)
奈々美「・・・」
思わずスマホをベッドに投げる奈々美。
表情はかなり不満そう。
場面変わり、翔の家、朝。
ピンポーーン
玄関を開けるとそこにはリカが。
翔「え?」
リカ「おはようございます!」
朝ご飯に、おにぎり・卵焼き・味噌汁を作るリカ。
リカ「夜遅く帰ると、親に心配されちゃうんです!でも、朝だったら!」
翔「・・・。」
リカ「・・・じゃあ、私はこれで!」
翔「え?」
荷物を取り、帰りの支度をするリカ。
リカ「朝ご飯食べたら学校だって行きたくなります!きっと!」
翔「・・・」
翔にお辞儀をして部屋を出ようとするリカ。
翔「あの、一緒にどう?せっかくだし」
リカ「・・・」
嬉しそうなリカ。
一緒にご飯を食べる翔とリカ。
翔「うん・・・うん、うまい!」
その様子を嬉しそうに見て、おにぎりを食べるリカ。
場面変わり、オフィスにいる清水。
電話で話をしている。
清水「見た?いいだろー!?可能性感じるだろ!この踊り絶対に流行るから!は、バカか?俺元ダンサーだよ!うん!」
清水「これにさ、アニメ入れて、ちょちょっと歌入れて。そそそそそ!マッシュアップ!イケると・・」
そこへ着信が入る。
「あ、ちょっと待って。掛け直す!」
着信を切り替える。
清水「もしもし、着いた?今すぐ行く!」
素早くオフィスを出る清水。
その後、智章と合流。
カフェにいる2人。
清水「俺はさ、君たちの作品、超まともに評価してるんだよ」
智章「ありがとうございます!」
清水「どうしうようもねーよなー。世の中なんて。」
清水「でも大丈夫。俺たちがちょっと手を加えれば、みんなに見てもらえる作品になるから。逆に良かったんだよ、入賞なんてしなくて」
嬉しそうな清水。
清水「ふふ。広げたいだろ?自分たちの作品?」
智章「それは、はい。お願いします!」
清水「うん。。これでどう?」
左手をパーに広げて見せる清水。
智章「え?・・・50?」
清水「5万だよ。5万でキミたちの作品を買い取りたい」
智章「!ああ・・あ、じゃ一旦みんなに」
清水「ダメだ、今決めろ!」
言葉を遮るように話す清水。
智章「電話だけでも」
清水「成功するやつとしないやつ、その違いはなんだ?」
智章「・・」
清水「スピード、即断、即決。差が付くのは一瞬だよ。キミはどっちだ?成功か、脱落か。」
智章「・・・分かりました」
清水「!よしよしよし!」
握手をし、すぐにお金(封筒)を智章の胸ポケットへ入れる清水。
清水「じゃ、ここ(書類)にサインして」
書類を出す清水。
そこへ店員さんがコーヒーとクリームソーダを持ってくる。
(コーヒーは智章、クリームソーダは清水)
一度書類を下げる清水。
智章「あの、その代り、僕のこと仕事で使ってくれませんか?勉強がしたいんです。学生のコンクールなんかじゃない、もっと大きなフィールドで戦える力が欲しいんです。お願いします。」
清水「・・・」
クリームソーダを飲みながらうなずく清水。
その後、サインを終えた書類に目を通す清水。
「よし!・・じゃ、ここは俺が」
お仕儀をする智章。
すぐに立ち去る清水。
智章は複雑そうな表情も、どこか「よし」と覚悟を決めている様子。
場面変わり奈々美。
部屋のベッドで横になり、憂鬱そうな表情。
足の爪のネイルは途中までしか塗ってない。
スマホを見ると智章から連絡が。
(SNSの画面)
智章「明日、放課後、集合!!!」
智章「二人に報告&相談!!!!」
奈々美「何だろう!楽しみ!」
(SNSの画面ここまで)
少し険しい表情の奈々美。
場目変わり、朝の登校。
久しぶりに翔も登校している。
それに気づく奈々美。
放課後、翔・智章・奈々美3人は教室で話す。
智章「結果的に、佳作の賞金と同じ額が貰えたんだよ!むしろ、それ以上のメリットがあるし」
奈々美「なんか怪しくない?」
智章「え?どこが?」
奈々美「いや、だって・・・」
智章「え?俺らってなんか損してる?コンテストで、落選した作品を5万で買い取ってもらって。しかも!世の中に広めてくれるって言ってるんだよ!!」
奈々美「よく分かんないけど・・私たちの頑張った日々を、お金で買われた感じが・・」
智章「誰にも買われないより全然いいと思う!」
奈々美「・・・」
智章「翔!どう思う?」
翔「え・・・?ごめん、なにが?」
奈々美「清水さん、買われたこと」
翔「俺は・・・評価してくれる人が良かったなって・・」
智章「だろ?キャラデのことも相当気に入ってくれてるぞ!」
翔「へー」
智章「な、これを元手にして、続編作らね?もっとでかいチャンスをつかむんだ!」
奈々美「チャンス?」
智章「もっと上に行くための!」
奈々美「上って?」
智章「プロの世界だよ!」
奈々美「・・智章!」
智章「だって、認めてくれたんだよ!普通の高校生じゃありえないんだから!凄い事なの」
奈々美「私は普通の高校生がいい」
うつむいてい翔もふっと奈々美の顔を見る。
奈々美「普通に好きな人とデートして」
智章「・・・してるじゃん・・・してるし、そのことと、俺らの創作を一緒にするのは・・」
奈々美「してないよ!全然!私たちまだ何にもしてないから!」
智章「・・・」
うつむく智章。
智章「・・分かったごめん。」
奈々美「・・・」
智章「奈々美は続編に参加しなくていい」
「え?」っと智章を見る翔。
智章「嫌々やらせたくないから。」
奈々美「・・・わかった。」
そう言って教室から出る奈々美。
翔「・・・」
智章「悪い、なんか。考えようぜ、次の作品!」
翔「いなくなるぞ」
智章「は?」
翔「気付いてからじゃ、遅いんだよ」
そう言って奈々美を追いかけ教室を出ていく翔。
智章「翔!!」
公園のベンチでたこ焼きを食べる翔と奈々美。
怒ってるのか勢いよく食べる奈々美。
その後帰り道を歩く二人。
翔「あいつ、昔から一つのことに没頭しちゃうタイプでさ。だからしょうがないんだよ。」
翔「・・いや、しょうがなくはないんだけど、でも・・いいところでもあるからさ」
奈々美「・・・」
翔「あいつのそういうところが、羨ましかったりも、する」
奈々美「私もそこが好き。真っ直ぐなところ」
翔「・・うん」
奈々美「でも、真っ直ぐすぎて、存在できないんだよね、私が。智章の中に」
翔「そんなことは・・・」
奈々美「だって、清水さん。あの人の方が大きいでしょ。智章にとっては」
翔「いや・・」
奈々美「そうだよ。この道の先に、私と清水が立ってたとするでしょ。」
奈々美「でもね、智章には、あの人しか見えないんだよ。あの人を見つけて、ようやく隣に立ってるのが、私だって気づくの」
翔「それは・・・清水に、変なオーラが出てるからだよ」
奈々美「ふふ(笑)オーラって!」
奈々美「弄内くんならね・・」
翔「俺?」
菜々美「同時に見つけてくれそう。いつだって、みんなのこと、よーく見てくれてるから」
翔「・・・」
そう言われた翔。
しかしアイのことを回想し、近くに居たアイとしっかり向き合っていなかったことを後悔している。
部屋のベッドで横になる翔。
そこへリカから連絡が。
翔「・・・!!」
思わず起き上がる。
スマホには、翔がデザインしたアニメキャラと一緒に映る”アイ”の姿が!
しかもアイがエンディング曲を歌い、踊っている。
(このままエンディング)
エンディングは翔たちのアニメとアイのコラボで終わる。
(第7話終了)
第7話の感想・考査
ここでは第7話感想や考査を書いています。
洋太が登場!一緒にいるのは・・?
次回予告で洋太が登場しています。
洋太「デッキが発熱してるって!」
???「・・・そう」
電話でデッキの発熱を知った洋太は誰に話しかけているのでしょうか?
「・・・そう」と言った声はアイ(西野七瀬さん)に似ているような・・?
もしそうなら、アイを抱きかかえたのは洋太で、自宅でアイをかくまっている?
または「・・・そう」と言った人物は洋太の妻?
実は、漫画での洋太(当時17歳)は、とある理由で消滅したはずのアイと会う事が出来ています。
それも漫画の終わりで。
つまり、25年前のアイは今の洋太の妻の可能性も捨てきれないのです。
こう考えると、25年前のアイがここで登場してもおかしくない?と思ったのですが、それも今更ないでしょうかね・・。
洋太の近くに居た人物は今のアイだと思います。
智章と奈々美に再び亀裂が。分かりあうことができるのか
奈々美「してないよ、全然。私たち何もしてないから。」
このセリフが誰へ向けて発したのか。
前回予想した通り、やはり智章へ伝えた言葉でした。
奈々美への気持ちより、「上を目指したい」気持ちが強く出てしまった智章。
このままではうまく行かないでしょう。
奈々美は、普通の女子高生として彼氏とデートしたいのでしょうが、それがうまく行かなくてフラストレーションが溜まっている様子です。
本来なら、ここで翔がグッと接近できるチャンスですが、翔も翔でアイが気になってしょうがない様子です。
また、私は当初「奈々美と翔がくっつく展開」を予想していたので、別れたら翔へ気持ちが動くと思ってました。
ドラマの後半に奈々美が発した言葉、
「弄内くんならね・・同時に見つけてくれそう。いつだって、みんなのこと、よーく見てくれてるから」
この言葉から奈々美が翔へ気持ちが傾くことも予想できないわけではありませんが・・ちょっと厳しいでしょうか。
一途に想うリカ。その気持ちに翔は気づく・・・?
晩ご飯だけでなく、朝ご飯まで作ってくれるリカ。
しかも料理がうまいという。
この状況なら、すぐにでも好きになってしまいそうですが、翔はリカの気持ちに気付いているのでしょうか。
1週間も学校を休み、毎日カオルの家へ取り調べ(?)をしてる状況から「翔はアイのことしか考えられない」と思いますが・・・。
智章が勝手に作品を売った時の話も上の空でしたよね。
そんな感じで大丈夫か!主人公!
清水さん、金儲けにしか感心示さず
嫌な感じはしていましたが、やはり金儲けの為に翔達に近づいていたんですね。
5万円とか金額の問題ではなく、3人(+アイ・リカ・カオル)が協力して作った作品を軽々と「買い取る」なんて、良い大人とは思えません。
しかも、智章も上手い具合に乗せられています。
もっと言うと、キャラデが良いのは誰もが認めるところなので、ここは「翔を引き抜いて育てる」方が良いのでは?と思ったりもしますが。
あくまで、「ゼロベースから作らず、良くなる作品に肉付けして儲けよう」という魂胆でしょうか。
マンガでの清水はこんなキャラクターじゃなかったのに・・・何か理由があるのでしょうか。
もしかして、お金に困る理由がある??
アイはいったいどこに?そして動画の中で歌うアイとは?
最後にアイが映像の中に登場。
元気そうに歌を歌ったり、踊ったりしています。
元気なのは嬉しいですが、え?なんで?
という以外の言葉が見つかりません。
洋太から連絡がないということは、洋太絡みではありませんし・・・。
しかし、第8話の予告を見て「清水が絡んでいる」と確信できる場面がありましたね。
ということは、「6話の最後にアイを連れ去ったのは清水で、今もアイをかくまっている」ということでしょうか。
物語も後半へ突入しました。
残りは4~5話しかありません。
このまま物語が進んだ場合、キーとなるのは、
- 清水からアイの奪還はできる?
- アニメの続編を作る?作らない?
- 翔の絵の才能は認められる?
- 智章は清水と仕事をする?
- 智章と奈々美の関係
- 翔とアイの関係
- 翔とリカの関係
- 洋太が感じている変化(第2話)は何?
- 洋太と一緒に居た女性は誰?
- アイは3ヶ月でビデオに戻ってしまう?(残り1~2ヶ月?)
この辺りが今後明らかにされるのでしょうか。
クライマックスまでのポイントはそろそろ出尽くしそうです!
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最後にドラマの視聴方法のご紹介です。
地上波では、テレビ東京系列でご覧いただけますが、
「先行して観たい!何度も見返したい!見逃した!」
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1月7日(日)~ 0時 配信開始(以降、毎週日曜に先行配信)
[テレビ放送]
テレビ東京系列 毎週日曜 0:20 – 0:50
第1話 1月14日 スタート
[放送話数]
全12話?
本日もご覧頂き、ありがとうございました。
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